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翻訳の極意―「創造する翻訳」の実際

著者: 小林 淳夫
出版社: 南雲堂フェニックス
Kunishiro の評価:


内容:

 翻訳とは何か、翻訳とはどんな仕事か、翻訳の実際など、翻訳の概要を解説した書籍。翻訳に興味がある人や翻訳の仕事をしてみたいと思っている人にお勧め。翻訳とはどういうものなのかを理解するのに役立つ翻訳入門書的な本である。特に分野を限定しているわけではないが、取り上げられている題材の 8 割は小説などの文芸作品。しかし、翻訳の本質について、分かりやすく書かれているので、産業(実務)翻訳者を目指している人にも十分参考になると思う。

 実際の産業(実務)翻訳に役立つ翻訳テクニックが紹介されているわけではないので、翻訳技術の向上を目的とした参考書ではない。すでに、プロの翻訳者として仕事をしている人に、「是非とも」と勧める内容のものではないが、翻訳の基本に立ち返って確認するという意味では、読んでおいて決して損をする本ではないと思う。


488896145X翻訳の極意―「創造する翻訳」の実際 (英語の極意シリーズ)
小林 淳夫
南雲堂フェニックス 1997-01

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